| １. |
レーザー治療
小ジワが目立つ場合はレーザー照射いわゆるphoto facial（フォトフェシャル）で、以前はV.Beam 、G-YAGを使用していましたが現在はSurji-Max（サージマックス）、er-YAGレーザーを使っています。VBeamでは照射後ミミズバレのように2週間位むくんだ感じてシワが取れますので、2-3週間毎に5-6回施行するとシワが目立たない様ですが効果が低いため現在はしていません。GYAG照射後は顔がむくんだ様な、人によっては朝洗顔後に顔が突っ張っているような感じがするとの事です。目じりのシワには大変有効です。効果は半永久ですが不十分な場合は1ヶ月毎に1回します。痛みを伴うのが欠点です。
現在当医院ではサージマックスと云うラジオ波による治療を行なっています。電子レンジはマイクロ波でそれより波長の長いラジオ波の電磁波を当てる事により皮膚内のコラーゲン組織が熱変性して収縮してシワがとれます。治療時に多少の熱感を感じます。目の周りなど皮膚が薄い所が効果的です。治療時間は３０分位で、第１回の治療後２週間後に第２回目をして其の後３ヶ月位したら又治療します。
Er-YAGレーザーによるフラクションレーザー治療について、フラクションレーザーは現在er-YAG
er-Glass,炭酸ガスレーザーの３種類が有り、皮膚に無数の小さな穴を作りそれが収縮する事によって、まるで障子紙に霧吹きをして張りを持たせるようにします。Er-YAGレーザーでは１回で照射部分全体の５％位の面積に穴が開きます。治療は１ヶ月間隔でします。治療時に疼痛が有り局所麻酔剤や塗る麻酔剤を併用します。
写真はメーカー提供のフラクショナルレーザー治療前後の症例写真です。シワが改善しています。
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この機械は1回に１３ｘ１３mmの正方形部分に直径250μmの穴を169個開けます。それを連続して希望の部位全体にします。1ヶ月間隔で数回行なう事によりシワが改善します。 |
| ２. |
注入治療
線状のシワにはコラーゲンやヒアルロン酸の注射を行ないますが、コラーゲンは牛由来のコラーゲンを使用するためアレルギー反応が出ないかどうかテストして、4週聞後にアレルギー反応が無い事を確認して行ないます。ヒアルロン酸はコラーゲンに比べてアレルギー反応が少ないのでテストもいらずすぐに注射できます。又ヒアルロン酸注射した所は、コラーゲン注射と異なり数日発赤、腫れが出る人もいます（見た感じミミズバレの様になります）。半年位で効果が薄れるのでシワが目立ってきたら追加します。コラーゲンやヒアルロン酸の注射は量としては1㏄も使用しません。ホウレイ線のシワにはsub-Qを用いて注入します。多量に注入しないと矯正出来ない様な深いシワには脂肪を注入します。又、皮膚のたるみが大きい場合は皮膚の切除や牽引を行ない矯正します。
PRP（platelet rich plasma,多血少板血漿）注入治療について、この治療は静脈採血後血液を遠心分離して血漿成分の内、血小板が多く含まれる血漿を採取して皮下に注入します。DNA-ACTIVATER等の組織活性因子を添加して注入したりします。1回の注入が5mlと多いので結構広範囲に注入できます。
欠点は効果の持続が2ヶ月位しかない事です。
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| ３. |
ボツリヌス菌毒素の注射
眉間のシワや眼尻のシワは筋肉が収縮して生じるのでシワを伸ばしてもズボンやスカートの折れぐせの様に、すぐに再発してしまうため筋肉の動きを抑える目的で注射します。注射はすぐに終り2～3日で効果が出て半年位持続します。1回で終了する人もいますが再度行なう人もいます。部位は全額（ひたい）、眉間と目尻に行なっています。目尻は効果が低いようです。 |
